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2008-12-23
「死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚」をガイドに洋楽の旅
![]() | 死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚 (2008/01/30) ロバート・ディメリー 商品詳細を見る |
厚さ8cm以上はあろうかという、洋楽のガイド本を日本語訳で出版してくれた出版社(ソフトバンククリエイティブ)に、感謝の意をこめて購入したこの本。税別5,500円という高額だけれど、いろんな名盤を少しづつ聞いていきたいという人にぜひ勧めたい充実した内容です。日本にも洋楽のガイド本はたくさんありますが、私は今まであまりこの手の本は購入しませんでした。理由は、まず選者が偏っている(ときには1人で書いている。しかも年齢が50歳以上)ものが多い、いわゆる評価が決定している「鉄板」ものしか紹介されてない、60年代〜70年代のロック黄金時代のものが中心で、2000年以降のものはほとんどない、情報が怪しい、というのがその理由です。特に情報については、2次情報を加工してまとめた感たっぷりのものだったり、当時の「選者」が感じた偏った時代感が含まれていたりで、当時、そのアルバムが発売されたころのアメリカだったり、イギリスだったりのシーンの空気があまり伝わってこないものが多かったのですね。日本で洋楽の情報をまとめる際、「アウェイ」のデメリットは存在するわけで、それはどうしようもないことだったりします。一方この本の特徴は、1)90人以上の音楽ライターが選者である 2)ライターの出身国は米、英はもちろん、ドイツ、アイスランド、オーストラリア、南アフリカと多国籍である ※年齢もバラバラだと思われる 3)選出アルバムは年代ごとに分かれている(50年代から2007年まで) 4)アルバムの情報はもちろん、当時のシーンの空気についても言及されている 5)歌詞についても言及されている 6)フルカラーである 7)ひたすらアルバム紹介だけでなく、アーチストの写真で1ページまるごと割かれてるページもある 8)日本ではあまり知られていないアーチストも含まれている 9)ロックが中心だが、ジャンルが幅広い・・・など、洋楽に詳しい人でも読み応えのある構成になっています。お酒をひっかけながらこの本をぺらぺらとめくることの何と楽しいことか・・・情報としては「手取り足取り」という親切さはないので、洋楽初心者には少し敷居が高いかもしれません。むしろ最近洋楽を聴かなくなった人、洋楽を聴き始めたけれど、これからどうやって次に聞き進んで行こうか悩んでいる人に、ぜひ。
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